日本は世界的に見ても長寿国であり、平均寿命は年々伸びていますね。健康寿命も伸びてはいますが、平均寿命の伸びより少ないです。それはつまり不健康な期間が伸びているという事なんです。
平均寿命とは
一般的に平均寿命と言われるのは、発表されたその年の0才児が、その時の環境が変わらないと仮定した場合に生きることが出来る期間です。つまり平均的な寿命の事ですね。
この平均寿命は、死亡した人の数や年齢、出生数などをもとに算出されます。結果論に近い値ですので、この先今の環境より長生き出来ない環境に変わってしまえば、平均寿命まで生きられない人が増加する事もありえます。
ちなみに、この場合の寿命に死因は関係ありません。また、寝たきりの人なども含まれるため、高齢で病院に長期間入院している人が増えても、寝たきりでもより長生きする人が増えれば平均寿命は上がります。
医療は日々進歩していますので、寝たきりでも何でも延命する技術も年々向上しています。そのような原因でも平均寿命は伸びる訳ですね。ちなみに2013年の平均寿命は、男性で80.21歳、女性で86.61歳です。
健康寿命とは
自立して日常生活が送れる期間です。つまり誰かの世話にならずでも1人で生きていける期間ですね。その為には心身ともに健康上、問題がない状態で生活できる必要があります。
これは結構難しいです。ほとんどの人が、一定の年齢になったら家族などの手助けが必要になっている現状がありますからね。それにこの状態は恐らく今後悪化していきます。
現在高齢の方は若い頃は今よりも野菜中心で健康的な食生活でした。現在のように体に悪影響を及ぼす添加物なんかも少なかった訳です。
それに、今の若い人が高齢になって介護などが必要になった場合に、面倒を見てくれる家族と同居している人がどれくらいいらっしゃるでしょうか。悲しいですが、老後周りにそういう家族が同居する状況というのはむしろ少数派ですよね。
かといって介護施設に入居出来るほど経済的な余裕を残せる人だって今後は少ないです。年金をあてには出来ないですし、物価の上昇も無視できません。
一番良いのは歳を取っても自立して生活できる状態に自ら導くことですね。その為には今現在から対策しておく必要が有ります。
平均寿命と健康寿命の差は不自由な期間
平均寿命と健康寿命との差は約10年です。つまりは平均的な人で、死ぬ前の10年間は不自由な生活を送っている事になります。この期間は自立した日常を送ることができす、誰かに頼らざるを得ません。
本当に充実した時間というのは、どういう状態だと思いますか?自立できて自分だけの力、能力によって楽しむことが出来る状態じゃないでしょうか。他人に依存すること無く何かを達成した時に真の充実感は得られると思います。
日常的に他人に依存しなければ生きていけない状態というのは、考え方によっては非常に辛いものですよ。
健康寿命を伸ばすことを意識して生活習慣の改善に取り組めば、健康だけではなく、見た目の美しさを保つことにもつながりますよ。美しく健康な状態をできるだけ長く維持したいですね。
寿命=健康寿命が理想
つまり死ぬ直前まで健康なからだで、人生を全う出来ればそれに越した事はありませんね。その為には日常的なちょっとした心がけ等、コツコツ積み重ねる事が人生を大きく左右します。
できるだけ若いうちから健康に気を遣っておくと、歳を取ってから大きな差がつきます。無理なく簡単に、出来る事から取り組んでいきましょう。
老化のメカニズムについての正しい情報から、あなたに合った方法で良い生活習慣を意識し、人生を充実させましょう。
他人に依存することを強いられる生活にあなたは耐えられますか?