生野菜は体を冷やす?効果的な食べ方とは?

生野菜は体に良いと言われる反面、体を冷やすので食べ過ぎは良くないとも言われますよね。生野菜の正しい食べ方とは?

生野菜を食べよう

生野菜は体に良いと言われています。しかし一方では体を冷やすので食べ過ぎは良くないとも。生野菜を食べるのは良いのか悪いのか?

生野菜が体を冷やすと言われている原因

生野菜自体が全て基本的に体を冷やすという事はありません。一般的に体を冷やすと言われている原因は何でしょう?

あなたが家で生野菜を食べる時の事を想像してみてください。サラダに使う生野菜は常時冷蔵庫で保管していますよね。それで、食べる前に冷蔵庫から取り出して切って皿に盛り付け、ドレッシングをかけて食べますね。

つまり、口に入る時の野菜の温度は結構低いんです。冷蔵庫から出して数分後には食べているわけですからね。

これが生野菜を食べると体が冷えると言われている原因です。意外と単純ですよね。

冷たい食べ物、飲み物は極力さける

特に夏になると、「冷たい飲み物などは避けましょう」と言われますよね。

暑い時に冷たい飲み物でのどを潤すのは格別ですよね。ついつい分かっていても飲んでしまうものです。生野菜に限らず、冷蔵庫という便利なものがありますから、あなたも日常的に冷たいものを摂取していると思います。

なぜ冷たい飲食物が良くないのか

そもそも冷たい食べ物、飲み物はどうして良くないのでしょう。胃腸は通常、体温+1℃くらいで機能しています。しかし、そこに冷たいものが来ると、必然的に温度が下がります。すると胃腸の機能は低下し、栄養分の吸収がさまたげられるんです。

胃腸だけでなく、肝臓も冷えるとダメージを受けますね。肝臓は臓器の中で最も温度が高く、通常40度以上もあります。栄養分をエネルギーに変えたり、有害物質の分解などを行ってくれているんです。しかし温度が下がると、分解の機能など低下してしまうんです。

例えば、
食器を洗う時に、冷水で洗うより温水で洗った方が汚れは落ちやすいですよね。しつこい油汚れなどは特にそうですよね。肝臓も同様で、温度が下がると有害物質を分解する機能が低下してしまうんです。冷やすというよりむしろ温めないといけないくらいなんです。

冷たい飲食物は太る原因にも!

内臓温度の低下は太る原因にもなります。内臓は体にとって重要ですので、冷たいもので常時冷える環境にあると、冷やさない為に内臓の周辺に脂肪を蓄えようとします。

つまり、内臓付近に脂肪を付けることで、温めようとするわけですね。軽い気持ちで冷たいものを摂取すると、とんでもない事につながりますね。

また、体温が下がることで血行が悪くなりますし、免疫機能も低下します。新陳代謝も悪化します。体の冷えは万病の元と言われる由縁ですね。

生野菜は常温に戻してから!

体の冷えによるデメリットは多く、生野菜といえど、体を冷やすので良くないと言われるのも無理ないです。しかしそのせいで生野菜を敬遠するのはもってのほかです。生野菜には様々なメリットがありますので、積極的に食べるようにするべきです。

どうすれば良いかというと、単純ですが常温に戻してから食べるようにしましょう。サラダをまず始めに作って、冷えた野菜を出来るだけ常温になるよう時間を稼ぐなど、日常的に工夫をすると良いでしょう。

生野菜で代謝UP!ダイエット効果も!?

生野菜には酵素が豊富に含まれています。酵素には3種類あります。

・食物酵素
・消化酵素
・代謝酵素

3種類のうち、消化酵素と代謝酵素はあなたの体内でつくられる、いわゆる体内酵素と呼ばれるものです。体内酵素の量は一定です。

例えば、
暴飲暴食によって大量の消化酵素が必要になったとします。体内酵素が消化酵素で大量に消費される事になりますので、その分代謝酵素は不足します。

反対に、病気などにより代謝酵素が消費されると、消化酵素が不足することになります。病気になると食欲が低下するのはこのためなんですね。

一方、食物酵素は食べ物に含まれています。生野菜にはこの食物酵素が豊富に含まれています。

食物酵素は体内で消化を促進させます。豊富に食物酵素を取り込むと、その分消化酵素は少なくて済みます。つまり消化酵素が節約できる訳です。

そうなると、消化酵素の代わりに代謝酵素を作るようになりますので、体内の代謝酵素が増え、代謝が良くなります。

代謝が良くなると、余分な体重が減り、病気にもなり辛い体質へと改善できます。

まとめると、
生野菜の摂取
⇒食物酵素を取り込める
⇒消化酵素の節約
⇒体内酵素の節約
⇒代謝酵素の増加
⇒やせる

しかし生野菜をなかなか摂取出来ないという人は、酵素をドリンクで取り込む手もあります。酵素ドリンクも様々な種類がありますので、安全な商品を選びましょう。

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無理のない範囲で皮も食べる

野菜や果物の皮には中身よりも大量の栄養成分が含まれています。野菜って鮮やかな色をしたものが多いですよね。これは太陽からの紫外線から防御するためなんです。

フィトケミカルとも呼ばれますが、この色素には抗酸化物質が含まれています。特に一番外側に当たる皮には抗酸化物質がより多く含まれているという事です。

ただ、無理して何でも皮ごと食べるのは難しいでしょう。美味しく食べるという事も大事ですので、無理のない範囲で、徐々に実践してみると良いです。

食べる順番だけで差が!?

食事をする際には生野菜を一番に食べるようにしましょう。

・消化を助ける
・血糖値の上昇を緩やかにしてくれる

先にも説明しましたが、生野菜に含まれる食物酵素は消化を助けます。始めに食べることで、あとに食べるものの消化を助けてくれます。体内酵素の節約になり、様々な嬉しい効果が期待できますね。

また、野菜を先に食べることで血糖値の上昇を緩やかにしてくれますよ。ご飯など、炭水化物はブドウ糖の原料ですので、血糖値を上昇させるんです。

血糖値というのは血液に含まれる糖の量です。この量が少なく低血糖の状態になると、体は糖を作ろうとして脂肪を分解します。血糖値が高い高血糖の状態では、反対に脂肪を蓄えようとするんですね。

つまり先に炭水化物を食べると血糖値の上昇が早く、からだは脂肪を蓄える、と判断してしまうんです。

野菜を先に食べて血糖値の上昇を緩やかにすると、やがてインシュリンの働きで血糖値は下がるので、食事の過程で高血糖状態にならず、余計な脂肪を貯めづらくなります。

逆に炭水化物や糖質などを始めに食べたり過食をすると、血糖値が急激に上昇します。するとインシュリンも大量に分泌されて血糖値の上昇を抑えようとするわけです。この状態を高インシュリン血症と言います。

高インシュリン血症の状態が続くと、やがてインシュリンがうまく働かなくなるんです。老化と共にインシュリンを分泌する膵臓の働きも弱まっていきます。つまり、血糖値の上昇にインシュリンの分泌が追いついかない状態になるわけです。

そうなると、太るだけではなく、糖尿病の原因にもなりますよ。糖尿病は食事の順番を変え、血糖値の上昇を緩やかにする事で改善する場合が多いんです。非常にやっかいな糖尿病ですが、日頃の簡単な習慣でも改善出来るんですね。

以上のように、意外と食事の順番って重要です。それだけでも様々な病気の予防につながりますから。簡単な方法ですので、実施しない手が有りますでしょうか?いや、ない。

安全な野菜を選ぶ

普通に売られている野菜には、安全とは言い難い農薬が使われていたり、化学肥料を大量に使用して栄養価が低いものが少なくありません。また、最近は放射能の影響も心配ですね。

身近に安全な食材を手に入れるのが困難という時代になりました。しかし安全な食材を手に入れる方法として、宅配という手段があります。

無農薬、有機栽培にこだわり、化学合成農薬や化学肥料を使用せず、放射能検査まで実施しています。そのような希少な生産者もありますのでチェックしてみると良いでしょう。

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購入する事は一票を投じる事

野菜もローコストな化学肥料や農薬を大量に使用したものは非常に安く手に入ります。しかしそのような野菜は栄養価が低いだけではなく、むしろ体を老化させる成分が含まれている場合も少なくありません。

それに、そのような食材を買うという事は、その生産者の利益につながりますので、支援していることになります。つまり一票を投じている事になるわけです。

逆に、あなたを含め、世の中の人が無農薬で安全な食材を購入すれば、そのような食材を生産している人たちを応援する事になります。

一人でも多くそのような人が増える事を私は心から願っています。安全な食材が身近に簡単に手に入る時代が来ることを祈るばかりです。

ドレッシングは是非手作りを!

生野菜のサラダに欠かせないのがドレッシングですね。お気に入りのドレッシングがあると、野菜を大量においしく食べることができます。

しかし、市販のドレッシングは避けたほうが良いんです。様々な添加物や質の悪い油、砂糖など、体を酸化、老化させる原料が大量に含まれているからです。

ノンオイルのドレッシングはヘルシーとのイメージがありますが、オイルを入れない代わりに糖分や塩分が結構入っているものばかりです。ノンオイルだから体に良いとは限りませんよ。必要な油もあるので、要は何でも質が大事です。

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そのようなドレッシングで生野菜を食べても、効果が半減するばかりか、下手をするとマイナスの要素が大きい可能性もありますね。せっかく生野菜をふんだんに食べてもドレッシングで台無しにしたくないですよね。

手作りドレッシングといっても難しくはありません。材料を混ぜるだけで出来上がります。
お酢+オイル+α(塩分等)

ベースとしてはお酢を使います。お酢は酵素の活性化、疲労物質の分解など、色んな良い効果が期待できます。老化予防にもとても有効です。

・バルサミコ酢
・玄米黒酢
・リンゴ酢

オイルは植物性で、

・オリーブオイル
・なたね油
・亜麻仁油(アマニ油)

特に亜麻仁油には、不足しがちなオメガ3脂肪酸が豊富に含まれていますよ。オメガ3脂肪酸は熱で酸化しやすいので、ドレッシングの材料には最適ですね。生野菜と一緒に摂取できれば相乗効果は間違いなし!オススメのオイルです。

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これにお好みで塩、粒マスタード、ゴマなどを加えると良いでしょう。混ぜるだけで簡単に出来上がりますよ。

例えば、単にバルサミコ酢とオリーブオイルを混ぜただけの、シンプルなドレッシングでも十分美味しいです。これなら出来そうですよね。

自分で手作りすれば、その時必要な分だけ作ればいいので、保存の事も考える必要がありません。保存料たっぷりのドレッシングを複数購入し数ヶ月使う、という方法とは全く異なりますね。

素材から必要な分をその日作って食べる。そういうシンプルな生活、考え方が老化予防には必要です。

生野菜が摂れない場合は別の方法で補給

生野菜は様々なメリットがあり、積極的に食べたいですね。しかしどうしても苦手という人や、摂れない環境の方、最近不足気味と感じる方などは、サプリメントを利用するのも良いでしょう。

しかしサプリメントに頼り切ってはいけません。出来るだけ食事のなかで生野菜を食べた方が良いのは、すでに書いたとおりです。

サプリメントは、出来るだけ添加物が少なく安全なものを選ぶべきです。こちらでは、添加物の成分から安全性の高い商品を紹介していますので、参考にしてみて下さい。

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